事例 : 夫と一緒の墓に入りたくない | 茨城離婚相談所(茨城県日立市 弁護士要らずの離婚手続き・協議離婚・離婚問題の相談)

事例 : 夫と一緒の墓に入りたくない

冷淡な夫 精神的いじめ生活費もらえず
妻(58)パート勤務  夫(62)無職

相談要旨

家の中で何を考えているのかわからない、つかみ所のない無口で冷淡な夫。
「何か話はないのですか」と聞くと「何もない」と吐き捨てるように言うだけ。夫は2年前56才で希望退職した。

夫が現役のときはダム工事現場に長期単身赴任が多く、現地で自炊生活して付き合っていた女がいた。
結婚してから現在まで、夫から給料とボーナスを貰ったことがない。私の実家の母親の援助で生活してきた。
「家庭に給料を入れないならどうして家庭を持ったの?」と質問すると凄い形相で殴られ、それ以来怖くて夫を怒らせるような言葉は使えなくなった。

今になって考えると、早く離婚して母子家庭になっていたほうがよかったと後悔ばかりしている。

こどものため、と思っていた子供は、冷酷な父親に全く馴染まず高校を卒業してみんな外に出てしまった。今日まで父子の対話どころか、父親を憎悪している。
私が帰宅すると不在のときがある。無言電話があり、私の様子を伺っている。子供たちは、「親父に女がいると思う」といつもいっていた。
私の大事なコートが無くなった。亡兄の形見の時計、靴、ネクタイピンや、石鹸・タオルなども無くなるので、夫が女へあげていると思う。

夫に嘘が多い。夕方私が帰宅すると不在のときがある。
いつか北海道登山に出かけたとき、帰宅した夫の登山靴がきれいだったので、「登山しなかったの?」と聞くと、「タクシーで登った」といった。
夫は若いときから登山が趣味で、タクシーなんかで登る人ではないのに・・。

ある日、夫が墓地を買う話をしたので、「自分のお墓は自分で買う」、と強く反論した。
「私が死んだら夫のお墓にだけ入れないでほしい、一生のお願いだから」と子供たちに遺言した。

空虚なだけの人生だった。死んでからもこんな夫と墓で一緒に眠るのは真っ平。
生活費の苦労、女のこと、いくつになっても大きな心の隔たりは埋まらず、今日まで我慢してきたがもう精神的に限界なので、ハッキリさせて生き方を決めたい。

私の目

夫の若いときの浮気事件。給料、ボーナスを渡したことのない金銭への執着。
出て行け!となじられ、無視され、舌打ちされ続けた精神的な暴力の日々。
対話のない冷え切った家庭。物がなくなり、無言電話が入る。嘘が多い・・・。奥さんに心の平安はなかったですね。

同じような環境の中年女性の相談が目立ちます。
今日まで意地で頑張ってきても、依頼人の年齢になると緊張していた神経も体も限界が来て、崩れてしまうのでしょうか。

どこの家庭も、主人が定年の生活に入ると、昔のいやな思い出(心の傷)、が甦り、夫の存在が負担になるようです。
夫が定年で在宅になるとそれだけでストレスで、「すれちがい」の度合いが加速していきます。

「夫と一緒の墓にだけは入りたくない」という本心の吐露に、この婦人の、夫に対する恨みが凝縮していると感じました。

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